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世界は広かった。。。

世界は広いってあたりまえのようですが、現代社会でこの事を実感する事は少ないように思います。というのも、今やテクノロジーは発達し、インターネットでコミュニケーションは世界中のどの人とも容易にとることができます。ヨーロッパであろうとアメリカであろうと、飛行機に乗って長くても13時間座っていれば、あっというまに到着です。距離はなくなりました。どんなところであろうとも、地球の中であれば行けないところはなくなったようです。南極でさえ、今やツアーがあるようですから。。。昔は、特別だった場所も、今や時間とお金があれば観光できる時代になったのでしょうか。ヨーロッパから帰国して、翌日通勤という方も珍しくありませんよね。世界は、バリアフリーな時代へ突入したように感じる事もあります。
先日、中東はイランに旅行に行ってきました。テロなど世界情勢が揺らぐ中、イランへの旅行は少し不安な気持ちもありました。けれども、現地に友人が住んでいるということもあって、わりと何も考えずに旅行へ出発!文化の発祥の地である国を訪れる期待と、その文化の違いを体験する機会に恵まれた事を感謝しながら旅をしました。女性は、ヘジャブと呼ばれる布を頭に巻くという習慣があります。暑いのですが、頭に布を巻いていました。その辺から、違いを実感しました。けれども、一番私が感じた事は、体験するということの重要性でした。砂漠も、ラクダも、黒い布で覆われたイスラム女性も、テレビで見た事がありますし、すっかり知った様な気になっていました。国のイメージも出来上がっていたし、宗教についてもおおよそ知っているつもりでした。しかし、体験するということは知っているということと本当に違いました。頭に布を巻いて、交通事情の整っていない道路を、車にひかれないように渡り、現地の太陽に照らされながら、暑い思いをして、始めてシエスタ(お昼寝)の習慣を理解したように思いました。そこには、その土地で長い年月をかけて人間が創ってきた習慣、文化がありました。ペルシャ帝国という時代を持つ国には、ゆっくり流れる時間がありました。ゆったりとした長い歴史が支える何か神秘的なものを感じました。
私は、世界は本当はとても広いんだと思いました。体験せずに理解しているように思っている事が、実はまったく理解していない事、何もわかっていない事があるというふうに思いました。その土地に行って、見る、歩く、人と出会い話す、こういった事が本当に大切なんだと思います。DSC00736_1.JPGエスファハンというところに行きました。日本の京都のようなところで、大変歴史的な街でした。夜、長い川のそばを歩き、橋の中にあるチャーイと呼ばれる喫茶でお茶を飲みました。絨毯にすわり、小さめの窓を開けて、足をぶらぶらと川の方へほうり投げて腰掛けました。その日は、満月でした。月の光が、川の水を照らしひんやりした風が吹いていました。そんいった事が、とても楽しかったです。そして大切だと思います。
みなさんも、秋の夜長に空を眺めてみてはいかがでしょうか?遠い国の人も同じ様な事を思いながら、月を眺めているかもしれません。

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